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看板を設置する前に要チェック! 知らないと困る、看板の法律とルール
- ガイド
「お店のイメージにぴったりの看板が完成した。あとは設置を残すのみ!」
その前に、一つだけ知っておいてほしい大切なことがあります。
実は、看板を設置するには、守らなければならない法律やルールがあることをご存知でしょうか?
「法律」と聞くと、「なんとなく難しそう…」と感じるかもしれませんが、もし知らずに設置してしまうと、作り直しの費用が発生したり、最悪の場合は撤去命令や罰金といった、思わぬトラブルに繋がる可能性も。
この記事では、安心して看板を設置するために押さえておくべき法律やルールについて解説します。
目次
基本の「屋外広告物条例」とは
街で目にする看板は、法律上「屋外広告物」と呼ばれます。
屋外広告物は、主に以下の2つの目的のために、国や自治体によってルールが定められています。
- 街の景観を守るため(景観の維持)
- 通行人や建物の安全を守るため(公衆への危害防止)
このルールの基本となるのが、国の「屋外広告物法」と、それをもとに各都道府県や市町村が独自に定めている「屋外広告物条例」です。
ここで最も重要なポイントは、「ルールは全国一律ではなく、看板を設置する自治体ごとに異なる」という点です。

これだけは押さえたい! 看板設置の主なルール3選
条例の細かい内容は自治体によって様々ですが、どの地域でも共通して定められている、特に重要なルールを3つご紹介します。
1. 設置できる「場所」のルール
「自分の敷地内なら、どんな看板を立ててもいい」というわけではありません。
条例では、看板を設置できる場所が細かく定められています。
◆許可区域
市街地の多くがこの「許可区域」に該当しており、原則として自治体の許可を得なければ看板を設置することはできません。この許可を得るために必要な手続きが、一般的に「屋外広告物許可申請」と呼ばれるものです。
◆禁止区域
景勝地や歴史的な街並みを守るための地域、高速道路沿いなど、原則として看板の設置が「禁止」されているエリアです。
◆適用除外
自宅の表札や選挙運動のためのポスターなど、ごく小規模なものや公共性の高いものは許可が不要な場合もありますが、事業用の看板はほとんどが許可の対象となります。
2. 看板の「サイズ・デザイン」のルール
設置する場所だけでなく、看板そのものの大きさやデザインにも制限があります。
◆大きさ・高さの制限
「この地域の看板の面積は〇〇㎡まで」「建物から道路側に突き出す長さは〇〇m以内」といった面積や出幅の制限に加え、「地面から看板下端までの高さは〇〇m以上」といった、高さに関する具体的な基準も設けられています。
◆デザイン・色彩の制限
特に京都のような歴史的景観地区では、街並みに調和しない原色や派手なデザインが制限されることがあります。
◆照明に関する制限
強い光の点滅などは、交通安全や近隣環境への悪影響が懸念されるため、法律や条例によって禁止されている場合があります。
3. 看板の「安全性」に関するルール
看板の落下事故などを防ぐため、設置時も設置後も、安全性を確保することが法律で義務付けられています。
◆工作物確認申請
特に、高さ4mを超える大きな看板は、「屋外広告物条例」とは別に、建築基準法に基づく「工作物確認申請」という、より専門的な手続きが必要になります。これは、強風や地震による倒壊・落下の工程を防ぐために、基礎の設計や鉄骨の強度など、確かな構造計算に基づいた安全性が求められるからです。
◆安全点検の義務
看板の所有者には、定期的に看板の状態を点検する「安全点検義務」が課せられています。近年、看板の老朽化による事故が全国的に問題視されており、この点検義務はますます重要になっています。
関連記事:看板は「設置したら終わり」じゃない?寿命を延ばすメンテナンス術

【まとめ】複雑なルールと申請は、プロに任せるのが一番の近道
ここまで読んで、「なんだか、すごく大変そうだ…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
実際、看板の法律や条例は非常に複雑で、必要な申請書類の作成や自治体との協議には専門的な知識が不可欠です。
もし、ルールを知らないままデザインや工事を進めてしまうと、
「完成したのに、許可が下りなくて設置できない…」
「デザインを大幅に変更しなくてはならず、追加費用がかかってしまった…」
といった事態になりかねません。
そんな時間的・金銭的なリスクを避けるためにも、看板の計画は、法律や条例に精通したプロの看板業者に相談するのが安全で確実な方法です。
私たちはお客さまのご要望をヒアリングするだけでなく、設置場所の地域の条例を徹底的に調査し、法令を遵守した最適なプランをご提案します。
デザインから製作・施工、そして必要な許可申請の代行まで、ワンストップでお任せください。