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看板は「設置したら終わり」じゃない?寿命を延ばすメンテナンス術

  • ノウハウ

お店や会社の顔として輝く看板。
設置した当初はピカピカでも、数年経つと「なんだかくすんできた…」「文字の色が薄くなった気がする」と感じることはありませんか?

実は、看板は一度設置したら終わりではありません。
屋外で常に雨風や紫外線にさらされている看板は、私たちが思う以上にダメージを受けています。
そして、その劣化を放置することは、見た目の印象が悪くなるだけでなく、思わぬ事故につながる危険性もはらんでいるのです。

この記事では、大切な看板を長く安全に使い続けるためのメンテナンスの重要性と、その具体的な方法についてプロの視点から分かりやすく解説します。

なぜメンテナンスが必要?放置が招く2つのリスク

看板のメンテナンスを怠ると、主に2つの大きなリスクが発生します。

リスク1:集客力の低下

色褪せ、汚れ、ひび割れ…。
古びて汚れた看板は、お店や会社全体に「清潔感がない」「管理が行き届いていない」といったネガティブな印象を与えてしまいます。
これでは、せっかくの看板がお客さまを呼び込むどころか、逆に遠ざけてしまう原因になりかねません。
定期的な清掃や補修で美しさを保つことは、ブランドイメージを守り、集客力を維持するための最低条件なのです。

リスク2:重大事故の発生

より深刻なのが、安全性の問題です。
看板の内部では、私たちが気づかないところで金属の腐食やボルトの緩みが静かに進行している可能性があります。

もし、台風や地震などの際に看板の一部が落下し、通行人にケガをさせてしまったり、車を傷つけてしまったりすれば、多額の損害賠償はもちろん、企業の社会的信用も一瞬で失いかねません。

このような事態を防ぐため、法律(屋外広告物条例)では、看板の所有者に対して「安全点検の義務」を課しています。
万が一、この法的な義務を怠り、看板の劣化を放置してしまった場合、条例に基づいて30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

しかし、罰則以上に重く受け止めなければならないのは、看板落下が引き起こす人身事故のリスクです。

大切なお店の顔である看板を、誰かを傷つける凶器にしてしまわないこと。
それこそが、看板の所有者が果たすべき、最も重要な社会的責任なのです。

看板は「設置したら終わり」じゃない? 寿命を延ばすメンテナンス術|看板ワークスコラム

自分でできることから始めよう!日常的なメンテナンス

専門業者に依頼する前に、まずは自分でできることから始めてみましょう。
これだけでも、看板の寿命は大きく変わります。

定期的な拭き掃除

手の届く範囲の看板は、月に一度でも良いので、水で濡らして固く絞った柔らかい布で優しく拭きましょう。
鳥のフンや泥汚れは、見つけたらすぐに拭き取るのが鉄則です。

【注意!】

シンナーやアルコール、かたいタワシは絶対に使わないでください。
表面の塗装やシートを傷つけ、劣化を早める原因になります。

目視でのチェック

お店を開ける前や閉めた後などに、少し離れた場所から看板全体を眺める習慣をつけましょう。

<チェックリスト>

  • 文字やシートに、剥がれやひび割れはないか?
  • 看板全体に、目立つ汚れや色褪せはないか?
  • 電飾看板の場合、一部がチカチカしたり、切れたりしていないか?
  • 看板が傾いていたり、取り付け部分にサビが見えたりしないか?

もし、これらのチェックリストに一つでも当てはまる項目があれば、それはプロによる点検が必要なサインかもしれません。

参考:オーナーさんのための 看板の安全管理 ガイドブック(屋外広告物適正化推進委員会)

プロに任せるべき専門的なメンテナンス

高所にある看板や、専門的な知識が必要な点検・修理は、無理せずプロに任せるのが最も安全で確実です。

専門家による定期点検

法律で定められている資格(建築士や屋外広告士など)を持つ専門家が、専用の道具を使って内部の腐食や構造の強度、電気系統の異常などを徹底的にチェックします。
3〜5年に一度は、人間ドックのようにプロの目による総点検を受けることをおすすめします。
※屋外広告物のうち、高さが4m以上のものは、有資格者による点検が義務付けられています。

看板のクリーニング

高所にある看板や、水洗いでは落ちない頑固な汚れは、専門業者が安全対策を万全にした上で、専用の洗剤や機材を使ってクリーニングします。
見違えるほど綺麗になり、お店の印象も明るくなります。

修理・リニューアル

劣化した看板シートの貼り替え、切れた電球の交換(LED化)、古くなった内部構造の補強など、看板の状態に合わせた最適な修理・リニューアルを行います。

看板は「設置したら終わり」じゃない? 寿命を延ばすメンテナンス術|看板ワークスコラム

【まとめ】看板メンテナンスは、未来への賢い投資です

看板のメンテナンスは、単なる「掃除」や「修理」ではありません。
それは、お店や会社の「資産価値」と「信頼」を守り、未来のお客さまを呼び込み続けるための、非常に重要な「投資」です。

「うちの看板、もう10年以上そのままだ…」
「高いところにあるから、どうなっているか分からない…」

など、少しでも不安に感じることがありましたら、手遅れになる前に、ぜひ私たち看板のプロにご相談ください。
お客さまの看板の状態を無料で診断し、最適なメンテナンスプランをご提案いたします。

大切な看板を、一緒に守っていきましょう。

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